14C年代測定(AMS法) (1)前処理・試料調整 @前処理 塩酸による酸洗浄(試料により、水酸化ナトリウムによるアルカリ処理)。 A試料調整 1)酸化銅と共に加熱し、二酸化炭素を生成。 2)精製ラインにおいて水、二酸化硫黄などの不純物を除去。 3)精製した二酸化炭素を水素と鉄と共に加熱し、グラファイトに調整。 4)アルミ製ターゲットホルダーにプレス圧入。 (2)測定 タンデム型イオン加速器を用い14C濃度を測定する。 (3)解析方法 1)年代計算 年代計算を行う際には、14Cの半減期を5568年として行う。 2)補正計算 δ13Cを測定・算出し、1)で得られた年代値を補正する(14C年代として、1桁目を5年 で丸めたものを示す)。 3)暦年代較正 INTCAL04による補正曲線と2)の補正計算値より求める。 4)結果の表示 年代測定結果として、以下の値を示す 。 @測定年代:1)において得られた年代値 Aδ13C濃度 B補正年代:2)において得られた年代値 C暦年代較正値:3)において得られた年代値