含有物概査 (1)分析処理 1)採取された試料30gをビーカーに入れ、5〜10%の過酸化水素水(H2O2)により分散す る。 2)分散の反応がおさまった後、200メッシュのフルイを用いて水洗する。 3)フルイに残った試料を蒸発皿に移し入れ、乾燥機で乾燥する。 (2)顕微鏡による観察 4)乾燥した残渣試料をシャーレにまき、双眼実体顕微鏡下で観察し、有孔虫、貝殻片、ウ ニ、貝形虫、火山ガラス等の含有状況を観察する。各分類群の「同定」・「計数」は行わ ず、含有状況の多少を判断する。 (3) 調査結果とその利用 1)各微化石類、火山ガラス等の含有の程度より、海成層であるかどうかの判定並びにその 他の特徴を解析し、層準決定の基礎資料とする。 2)なお、解析に際しては、既往の調査成果等を参考とする。