粒度分析(簡易法)

(1)前処理

1) 試料に10cc前後の30%H2O2を加え、2~3日放置して有機物を分解する。

2) 未分解有機物が残存する試料については、さらに30%H2O2を加えて放置する手技を繰り
返す。

(2)測定

1) 分解反応の認められなくなった試料を沸騰させて、残存すH2O2を飛ばした後、試料を
乾燥させて秤量する。

2) 一旦乾燥させた試料に再び水を加え、乾燥固結した細粒子を超音波洗浄で分解する。

3) 湿式ふるいで7つの粒度階級(礫以上(>-13)1φ)・極粗粒砂(-14)1~0φ)・
粗粒砂(0~1φ)・中粒砂(1~2φ)、細粒砂(2~3φ)・極細粒砂(3~4φ)・シルト
以下(<4φ))に分ける。

4) 各粒度階級についての試料を乾燥させ、乾燥試料全量に対する重量比を計算する。